10/15(水)Kosha33トークセッション「with Public|木材と住まい」動画配信!
コミュニティづくり2025.11.19
「with Public ~Kosha33 talk session~」は、まちづくり、暮らしづくりにおける、イノベーター、パイオニア、有識者の方と【これからの暮らしを考える】を基本テーマとした対話の時間として神奈川県住宅供給公社と関内イノベーションイニシアティブが協働で不定期に開催するイベントです。
第2回目の今回は、神奈川の木材活用の点から、みらいの" 暮らし"を考えるナイト。丹沢大山や箱根など神奈川の山は広く認知されている中で、県産材の活用状況は芳しくありません。
木にまつわる人が集い、これからの木材活用のみらいを皆で考えるKosha33トークセッションイベント「with Public|木材と住まい」を10/15(水)に神奈川県住宅供給公社ビル1階「Kosha33シェアラウンジ」で開催しました。
こちらがトークセッションの動画です。
https://youtu.be/2XmHxu_eIC0
※意見交換や交流会はカットしております。
※家庭用ビデオで撮影したため、音声が聞きづらい、映像が見づらい箇所があるかもしれませんが、ご了承ください。
動画をご覧になった方は、ぜひ、こちらのトークセッションの感想をお聞かせください。
Kosha33トークセッションイベント「with Public|木材と住まい」アンケート
イベントを終えて、登壇者の方に感想をお聞きしました
小田原市農政課 林業振興担当課長|野口裕介さん
長年にわたる、神奈川県住宅供給公社さんと小田原地区木材業協同組合さんの二宮団地再編プロジェクトでの連携から、今回木にまつわるイベントを企画してくださり、お声がけいただき、ありがとうございました。
私からは、日本の森林の現況や木材利用の現状、小田原市の木づかいの取組等、浅く広く紹介をさせていただきましたが、吉田さんや山本さんに、それぞれ川中の木材加工、川下の木の家づくりの具体的で分かりやすい事例をご紹介いただき、3人合わせて全体で、木材と住まいにちなんだ話題提供になったのではないかと、期待しています。
会場の皆様とのディスカッションでは、大工さんの担い手不足やJAS等規格の課題、木造住宅の価格等の議論が印象に残りました。
先人が植え育ててくれた日本の森林資源は、現在本格的な利用時期を迎えており、関西大阪万博での大屋根リングに続き、2027年には横浜で国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)が開催されます。
今回のイベントが、木のある暮らしや、木材活用の未来を考える機会になりましたら、幸いです。
吉田材木店|吉田哲脩さん
今回はイベントに参加させていただき、誠にありがとうございました。
貴重な経験をさせていただきました。
野口さんの導入のおかげでスムーズに説明をすることが出来ました。また、山本さんの説明で家を建てた時の材木の料金の割合や、木と接した時の人々の感じ方などが具体的に分かり、今後、新たな方向性の可能性を感じました。
一方でご参加いただいた方々の疑問、課題はまだまだ解決するには難しい問題だと改めて感じました。業界の人間だけでなく、一般の方々が知り、より多くの人が課題意識を持つことがルールを変えるのに重要なのでは無いかと思います。
この機会が一般の方の関心を引くきっかけとなれば幸いです。改めてこの様な場を設けていただき、ありがとうございました。
NPO法人木の家だいすきの会|山本幸恵さん
このたびは貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
ご一緒させていただいた二人はもちろん、ご参加いただいた方からもさまざまなお話を伺うことができ、多くの課題が見えてきました。その一方で、今回の参加者を含めプレーヤー同士のつながりがすでに生まれており、小田原の木材を活用した団地リノベーションなど、成功事例も出てきていることを知り、大変心強く感じました。
こうしたつながりをさらに広げながら、新たな取り組みを一つひとつ積み重ねていけたらと思いました。
今回のテーマ「森や木材と住まい」は、まだなじみがない方も多いかもしれません。だからこそ、もっと多くの方に興味を持っていただけるよう、工夫して発信していければと思います。
森や木材の持つ様々なパワーは、現代の暮らしの中で有益なものばかりです。森や木材の恵みを上手に取り入れることで、私たちの暮らしはもっと豊かになるはずです。
関内イノベーションイニシアティブ|森川正信さん
今回のテーマは「木材と住まい」。今日本全体でも少しずつ増えてきている"木材自給率"と、神奈川県の県西である小田原箱根の木材を、どう地域で循環させていけるのか?そういった課題と向き合い、少しでもその課題解決に向けた解像度を上げるための対話の場として開催をしました。
神奈川県住宅供給公社|総務部総務広報課 鈴木伸一朗
登壇者、参加者の皆様、ありがとうございました。
二宮団地の賃貸住宅リノベーションにおいて、小田原の杉を内装に使うようになったのが2016年ですので、来年で早10年になります。小田原地区木材業協同組合さんをはじめ、建築士さん、デザイナーさん、大工さんなど、いろいろな方の力を借りて始めた取り組みです。
公社の県産材活用の取り組みのPRというところが出所ではありますが、木の活用について議論したら面白い話になるのではないかとのことで「木材と住まい」をテーマに選びました。終わってみて、地域の木を使うことっていいことなんだ、木を使うことってそんなにハードル高くないってのを、改めてもっと広く認識してもらいたいと思うようになりました。
今回も前回に引き続き、20代から60代と幅広い年齢層の方にお越しいただきました。
イベント後のアンケートでは、「林業や木造に関わる方々のお話が聞けてとても良かったです。日頃思うところの共感も多く、根の深い問題も共通認識として持てたことが励みになる内容でした。」
「登壇者が行政関係者、製材業者、建築コーディネーターとバランスが良いため、木材業界の問題や解決策について全般的な視点から見ることが出来ました。」
「登壇者のカラーが分かれていて、違った視点での説明・問題提起が聞けて良かった。」など、うれしい感想をいただきました。
ただ、「登壇者と参加者がもっと議論出来れば、なお良かったと思います。」「帰りが遅くなってしまうため、もう少し開会の時間が早いとありがたい。」などのご意見もいただき、今後の参考にさせていただきたいと思います。
ありがとうございました。
「Public」は誰かが何かしていたり、誰かと出会ったり、つながったり、また自分自身もその場に入り、何かをすることが許された場。
「with Public ~Kosha33 talk session~」は、まちづくり、暮らしづくりにおける、イノベーター、パイオニア、有識者の方と【これからの暮らしを考える】を基本テーマとした対話の時間として神奈川県住宅供給公社と関内イノベーションイニシアティブが協働で不定期に開催するイベントです。
毎回さまざまなゲストをお招きして、皆さんと一緒に学び考えながら、みんなが笑顔になれるような、街と暮らしの未来を探るトークイベントを開催していきます。
次回も、お楽しみに!
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