従業員向け見学会レポート!ヴィンテージ・ヴィラ横須賀に行ってきました
公社のこと2025.10.06
8月22日(金)、神奈川県住宅供給公社の事業のひとつ、介護付有料老人ホーム「ヴィンテージ・ヴィラ横須賀」(入居時自立)で従業員向けの社内見学会を開催しました。
所属する部署によっては交わることのない他部署の事業。今回の見学会を通して"見て・知って・感じる"ことができる、貴重な機会となりました。
なぜ社内見学会を開催するのか?
当公社の事業は大きく分けて「賃貸住宅事業」と「高齢者住宅事業」の2本柱。
賃貸住宅事業では公社の賃貸として、県内約13,000戸の団地やマンションの賃貸住宅の管理運営を行っています。
一方の高齢者住宅事業では、高齢化社会に対応した住宅として介護付有料老人ホーム(入居時自立)約810戸、サービス付き高齢者向け住宅約60戸提供しています。
賃貸住宅事業に携わる従業員の方が多く、高齢者住宅事業を知る機会があまりありません。
「一緒に働く仲間に高齢者住宅事業を知って、興味を持ってほしい」
そんな思いから、高齢者住宅のサービスを担う高齢者事業部は、昨年度、第1弾として社内研修とグループディスカッションを開催。
今回は第2弾として現地見学会を実施し、賃貸事業部から4名、総務部から2名が参加しました。
ヴィンテージ・ヴィラとは?
朝9時半、参加者はフロントに集合。まずはファミリーダイニングに移動し、高齢者事業部の職員からヴィンテージ・ヴィラの概要について説明を受けました。
「ヴィンテージ・ヴィラは、公社が保有する介護付有料老人ホーム(入居時自立)。
横浜・横須賀・向ヶ丘遊園・洋光台・相模原の神奈川県内5物件を展開しています。
ヴィンテージ・ヴィラの特徴を一言で表すなら、『少し小ぶりな一般のマンションに安心のサポートと充実した共用施設がついている』とイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
入居時には自立していることが条件ですが、入居後一時的に発熱や骨折等でサポートが必要になった場合や、将来介護が必要になった場合でも、安心して暮らせる設備と体制が整っています。
ヴィンテージ・ヴィラが特に力を入れているのが、長く元気に過ごしていただくための『健康寿命の延伸』です。栄養士が作るメニューを楽しめる予約不要のダイニングや、豊富なアクティビティなど、元気なうちから心身を健康に保つ仕組みが用意されています。」
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀の魅力
「ヴィンテージ・ヴィラ横須賀(横須賀市) は、2000年に竣工しました。地震に強い『免震構造』を採用しています。
都市基盤整備公団(現UR)と神奈川県住宅供給公社と横須賀市が『健康生活都心』として開発したウェルシティ内にあり、隣接する市の施設『ウェルシティ市民プラザ』にはプールや図書室があり、そちらを利用して楽しく過ごされるご入居者も多いそうです。」
日常的な基本サービスから、職員体制、費用といった、セミナーや見学会でお客様にお伝えしている内容だけでなく、「どうやってヴィンテージ・ヴィラの魅力を伝えていくか」を、日々試行錯誤を重ねている高齢者事業部の姿も垣間見ることができました。
いざ!見学へ
ファミリーダイニングでの説明や質疑応答の後は館内ツアーへ。居室や共用スペースを順番に案内してもらいました。
見学した居室は1Kと2Kの2タイプ。
家具を持たずに移り住んでいただけるよう、居室内には充実の収納スペース。特にこのヴィンテージ・ヴィラ横須賀はヴィンテージ・ヴィラシリーズで唯一、玄関脇にトランクルームがあるので、荷物の多い方も安心です。
ドレッシングルーム(洗面化粧室)には、一定時間人の動きが感知できない場合にフロントへ連絡が届く見守りシステム「生活リズムセンサー」があります。説明を聞いたとき、「安心!」と参加者から感心の声があがっていました。
三浦半島の豊かな自然に囲まれて、海風が心地よく通り抜けるヴィンテージ・ヴィラ横須賀。
共用部の廊下から窓を覗くと海の景色が広がっています。目の前に自衛隊、その向こうには米軍の基地があり、大迫力の護衛艦が!
一方で、共用部の廊下と反対側にある居室内のベランダからは青々とした緑を臨むことができました。
続いて訪れた大浴室では、「ひろ~い!」「ここに毎日入れるっていいねぇ」と思わず歓声が。ここはご入居者同士が自然に交流できる場所にもなっているそうです。(実物は是非、現地見学会で!)
本やVHS、Blu-rayも並ぶ図書コーナーを見学。
ヴィンテージ・ヴィラ横須賀に併設している、介護居室も見学。
ここは、入居時は自立されていたヴィンテージ・ヴィラのご入居者が、常時介護が必要になった場合に移り住むことができます(一般の方も入居可能)。グループユニットケア方式を採用し、24時間看護師常駐の下、手厚いケアサービスにより、ご入居者とスタッフとの家族的な雰囲気を大切にしています。
館内の見学の最後はお昼ご飯の体験。ご入居者に提供されるものと同じメニューをいただきます。
ヴィンテージ・ヴィラでの昼食は定食か麺類を選べます。
この日のメニューは焼うどんとカレー。ヴィンテージ・ヴィラ横須賀では毎週金曜のランチが「カレーの日」となっていて、週替わりで様々な種類が楽しめるそうです。
優しい味わいで、「見た目よりもボリュームがある!」と言いつつ、参加者全員ペロリといただきました。ごちそうさまでした!
参加者の声
今回参加した従業員に感想を聞いてみると、
「入居者が自分らしく過ごせる工夫が随所にある。長生きにつながる環境だと感じた」
「業務だけでなく、自分の将来の選択肢としても知ることができた」
「執務室の階が違って交流が少ない高齢者事業部の取り組みを、実際の現場で体験でき、会社への理解が深まった」
また、経理を担当する従業員からは、「高齢者事業部から届く請求書の背景がわかり、業務理解につながった」という声も。各部署の業務がどう結びついているかを知るきっかけにもなったようです。
今回の見学会、「館内を見て終わり」ではありませんでした。
普段はなかなか触れることのない高齢者住宅事業を知ることで、自分自身の仕事が高齢者事業部の仕事とつながっているということを実感できましたし、部署を越えた交流が生まれました。
広報担当自身、お客様向けの説明は何度も聞いたことがありましたが、裏側にこんな苦労が!という話をたくさん聞けて、興味深かったです。
最後に高齢者事業部の担当者から一言。
「はい、これで皆さんヴィンテージ・ヴィラの募集スタッフの一員です!これからは営業もよろしくお願いします!(笑)」
笑いに包まれながら締めくくられた見学会。
見学会を通じて、事業への理解と従業員同士のつながり、そして未来を考える視点が自然に広がっていく。学び多き一日になりました。
関連WEBサイト
Kosha33ジャーナル:健康寿命延伸の取り組み