自分たちの暮らしは自分たちで守る!相武台団地の防災イベントに行ってきました

コミュニティづくり2024.12.05

9/15(日)、相武台団地で行われた防災イベントに参加しました!

相武台団地(相模原市南区)では、9月の防災月間に合わせて、自治会主催の防災イベントが開催されました。

これまで、毎年定期的に防災訓練は行われてきたものの、高齢者の増加により、行事への参加率が伸び悩んでいたそう。

今年は初の試みとして、連合自治会企画のもと、防災イベント「防災の集い」を開催。防災"訓練"ではなく、防災"イベント"なのは、相武台団地の居住者、地域住民の皆さんが楽しみながら防災を学ぶことで、少しでも身近に感じて意識をしてもらいたいという想いから。

イベントは相武台団地連合自治会館と相武台団地中央公園(汽車公園)の2か所で行われ、楽しみながら防災を学べる多彩なアクティビティが用意されていました。

自治会館

まずは自治会館を覗いてみました。

これまでは中央公園での実施がメインだった防災訓練。今年は新たな試みで、自治会館でも開催することになりました。

今回、連合自治会さんからお声掛けくださり、自治会館で神奈川県住宅供給公社もブースを出展!公社の子育て応援イベントを数多く手がけているライフデザインラボさん、そしてライフデザインラボ内のコミュニティであるソナYellが企画・運営をしてくれました。

ソナYellは、防災士のsumi先生が開設した「防災をあかるく前向きにおしゃべりできる場所」。

手形足形体験イベントでも、子どもと備える防災についての講師をしてくれています。

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公社ブースで行ったのは、防災クイズです。防災の「基本のキ」を確認してもらうため、相武台団地からの避難場所や自治会館のそばにある災害用ベンダー(停電時でも飲料を提供できる自動販売機)など、相武台団地ならではのクイズを盛り込みました。

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クイズは正解率が高かったです!日頃から防災を意識している相武台団地の皆さん、さすがです!

イベントは9時半から開始でしたが、防災クイズの回答者先着50名に用意した、公社の防災ブック、氷砂糖、消臭袋が入った防災ポーチ*のプレゼントは、なんと開始50分でなくなってしまいました!

*防災ポーチは、災害時に必要なものを詰め込んでおく、もしもの時のお守り。非常食や常備薬、生理用品や赤ちゃん用品など、ポーチに入れておくものは、中身はひとりひとり異なります。自分に合った必需品を考えて、日ごろから持ち歩くと安心です。

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1枚目:ソナYellが考えた「防災ポーチ」の中身 2枚目:イベントで配った防災クイズ(左)、公社の防災BOOK(右上)、備蓄にピッタリな賞味期限のない氷砂糖(右下)

中には、9/4(木)にユソーレ相武台に出張開催した手形足形アート体験で今回の防災イベントを知り、お友達と一緒に参加してくださった方も。

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手形足形アート体験イベントでもご紹介した、ふろしきを抱っこ紐として使う方法をソナYellの防災士sumi先生がレクチャー!

たくさんの人に来ていただいて感謝です!

自治会館のほかのブースでは、防災グッズの展示やアルファ化米の試食もあり、防災に関する様々な情報を知ることができました。

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テーブルにずらっと並ぶ防災グッズ。実際に手に取って、どんなものかを確認することができて、備蓄品を考え直すきっかけになりました

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アルファ化米は、熱風で急速乾燥させたもの。軽量かつ長期保存が可能で、水で戻すことができます。初めて食べましたが、意外と美味しくて、非常食として早速自宅でストックしました!

自治会館と同じ敷地内にある、多世代交流拠点「ユソーレ相武台」前のけやき広場では、ドローンの飛行実演をしていました。

ドローンは、操縦できる資格を持つ人が、災害が起きたらすぐに飛ばし、撮影するそうです。

被害の大きい家、電柱が倒れている場所、火災が起きている場所などを空から確認し、市の防災対策本部に送ることで減災につなげるとのこと。災害時に迅速に情報を収集するドローンの役割について学ぶことができました。

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イベント前半は中央公園で、イベント後半はけやき広場でドローンの飛行実演が行われました

相武台団地中央公園

次は、公園へ移動しました。

ここでは消防署の方が来てくれて、災害や非常事態を体験できるアクティビティがたくさん用意されていました!

テントの中に煙が充満した「煙ハウス」。煙の中を歩く体験です。煙は上に上がっていくものですが、家の中だと上がった煙は天井にあたりから横に流れ、下に落ちてくるそう。

煙ハウスに入って見ると、思っていた以上に煙で前が見えないことを実感しました。小さい空間でしたが、テントに手を沿わせながら、何とか出口にたどり着くことができました。

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地震体験車も来ていました。

震度1から7まで、だんだんと大きくなる揺れを体験できます。

体験した人からは、「思っているより何もできない」という声や、震度が大きくなるにつれ「怖い!!!!」と泣き出す子も。

人生で何度も体験している地震ですが、イベントで体験すると、冷静に対策を考えることができますね。

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消火器の体験やAED操作、心肺蘇生法の体験なども行われていました。

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当公社が管理・運営する団地でも、防災・減災への対策を行い、安全・安心して暮らせる住まいづくりを目指していますが、それだけでは足りません。防災備蓄や家具の転倒防止措置などの居室内の安全、救命救急の知識など、ひとりひとりの意識が大切です。

今回の防災イベントでは、「自分たちの暮らしは自分たちで守る!」というイベントを主催した相武台団地自治会の気概を感じました。体験しながら楽しく学ぶだけでなく、防災の重要性を再認識できた素晴らしい機会でした。

参加した皆さんからも

「日頃からの防災対策の意識は大切だと再認識した」

「防災対策は後回しになりがちですが、防災イベントに参加して、古い消火器や防災グッズ、備蓄食料等の点検・買い替えをする良いきっかけになった」

「公社の防災クイズは知らなかったものばかりだった」

「災害が多い昨今、いざというときに行動できるようにしていきたい」

とのお声をいったお声をいただくことができました。

安全で安心な暮らしを目指して、一緒に対策していきましょう!

今回の公社の賃貸

相武台団地

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【団地紹介】シンボルツリーにみんなが集う「相武台団地」

【物件概要(賃貸住宅のみ)】●所在地/相模原市南区相武台団地1-1ほか●棟数・規模/11棟446戸●専有面積/35.59㎡、71.18㎡●間取り/2DKほか●築年月/昭和42年11月~昭和43年10月●アクセス/<1101号棟~1109号棟>①小田急小田原線「小田急相模原」駅下車 徒歩17~18分②小田急小田原線「相武台前」駅下車 神奈中バス相武台団地循環約7分「団地東」バス停下車徒歩1~5分(※棟により異なる)<2301号棟・2302号棟>①小田急小田原線「相武台前」駅下車 徒歩17~20分②小田急小田原線「相武台前」駅下車 神奈中バス相武台団地循環約4分「団地センター前」バス停下車徒歩3~4分

関連WEBサイト

当公社では、さまざまな防災・減災の取り組みを行っています。

公社の防災・減災の取り組み
https://www.kanagawa-jk.or.jp/action/disaster-prevention.html

火災と停電のシミュレーション!改修工事中の本社ビルの現場総合連動試験を見学しました(2024.10.21)
https://www.kosha33.com/life/kjk-culture/post-4.php

防災対策で安全・安心を!「ヴィンテージ・ヴィラ横浜」での居室内防災点検の結果確認を行いました(2024.05.17)
https://www.kosha33.com/life/kjk-culture/post-74.php

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