手形がとれる!窓にも描ける!安心・安全な画材「キットパス」で赤ちゃんのいまを残しませんか?
コミュニティづくり2025.06.24
今回は、公社の子育て応援イベント「手形足形アート体験」でも大活躍の画材、「キットパス」をご紹介します。
画材と言っても、普通のクレヨンとはちょっと違う!?
「どこがすごい?」「どうやって使う?」などなど、気になることを、公社のイベントいつも企画・運営としてサポートしてくれているライフデザインラボのメンバーで、キットパスアートインストラクターの萩原知子先生(通称:アイちゃん先生)に聞いてみました!
─ 「キットパス」ってなんですか?
見た目はクレヨンみたいな「キットパス」。やわらかくてガラスや鏡などのつるつるした面にも描ける、ちょっと不思議な画材なんです。水で落とせるので、お片づけもカンタン!
このキットパスを作っているのは、日本理化学工業という会社。
安心・安全にこだわっていて、主な原料は「米ぬか」からできたライスワックス。安心して使える画材なんです。
─ クレヨンとの違いは?
普通のクレヨンは紙に描くものですが、キットパスは窓やお風呂の壁、ファイルなどつるつるしている面に描いて、水で消せるのが最大の違い。
あと、やわらかくて発色がとても良いのも魅力です。小さいお子さんや、手の力が弱い高齢の方でも、すーっと軽い書き心地です。
─ 公社の「手形足形アート体験」でいつも大活躍のキットパス。手形足形をとる方法を教えてください!
方法は主に2つ!
ひとつは、手形足形アート体験イベントでお土産としてお渡ししているキットパスセットの中にある軽くて固いリバーシブルパネルをつかうこと。
ツルッとしたリバーシブルパネルにキットパスを塗って、霧吹きで水をシュッと吹きかけたら、手や足にキットパスの色をうつします。
キットパスが手や足につくので、それを紙にぺたんと写せば、しっかりくっきり形がとれます。
リバーシブルパネルの上で手をくるくると動かして、キットパスを手のひら全体に広げてから(しっかりと色を付けるのがポイント!)、紙にペタン!
もうひとつは、手や足に直接キットパスを塗って、霧吹きで水を吹きかけて、紙にぺたん!とする方法。
たくさん形を取りたい時や、スピード重視ならこの方法がおすすめです。
使い終わった後は、水で洗えばOKです!
─ なるほど〜!他にも工夫次第で楽しめそうですね?
例えば、つるつるしたクリアファイルをリバーシブルパネルの代わりに使ったり、窓ガラスに直接お絵描きもできますよ!
クリアファイルだと、水を吹きかけるとキットパスが溶けて流れやすくなるので、しっかりと色を付けるには少しコツがいりました。手形を取る前に少し練習をするとスムーズかも
ただし、目に見えない小さなキズがついていたり、飛散防止フィルムが貼られている場合などは、画材が隙間に入り込んで水で落とせないこともあります。また、お風呂場の壁も素材よっては落ちないことがあるので、端っこで小さく試し描きをしてから使うのがおすすめです。
キットパスはいろいろな種類があります。濡れたところにも描けるお風呂用のキットパスなんかもあるんですよ。

お魚の紙が巻かれたお風呂用のキットパス。お湯に浮かぶので、湯船でお魚を泳がせても楽しいかも
─ キットパスでとった手形足形を作品として残すときのおすすめの方法は?
手形足形を取ったら、イラストを書き込んだり、名前や日付を書き加えると、とっても素敵な記念になります。
数年たつと、「いつのだっけ・・・」、兄弟姉妹がいる場合は、「誰のだっけ・・・」となりがちなので(笑)
─ キットパスを使った手形足形アートでよく耳にする質問を聞いてみました
Q.赤ちゃんが手を開いてくれないので、うまく手形がとれない
逆に、ぐっとにぎってる状態でとるのもありです!
きれいな手形をとることを目指さなくてもいいんです。
ぎゅっと握った手形だったら、「手が開くことができないときだったんだ」とか。
手形がかすれていたら「冷たかったのかなぁ」「ぬるぬるした感触が嫌だったのかなぁ」「ご機嫌ななめだったのかなぁ」とか。
上手く取れなくても、「今のその子らしさ」として、残すのも素敵だと思います。
出来上がった手形足形にその時の状況を書き込んでおくと、数年経っても思い出せるので、おすすめの方法です。
もしキレイにとりたかったら、身体の構造的に、手首をカクンと折り曲げたら手が開きやすくなります。
手首を曲げると手が開きやすく、手首を延ばすと指が曲がりやすく
あとは、小さい子だと、赤ちゃんを見る人、足形を取る人と大人ふたり体制でとると取りやすくなります。
Q.キットパスアートって何歳から楽しめますか?
何歳でも!0歳から100歳を超えても楽しく使える絵具です。
小さいお子さんには、安心素材で使いやすいですし、ご年配の方には、軽く描けて力がいらない。
水に溶かせば水彩絵の具としても使えるし、発色がきれいなので、本格的な絵具としても、老若男女年齢問わず誰でも楽しめます!
Q.服にキットパスがついてしまったら?
基本的には水で落とすことができます。縫い目に入ると落ちづらいので、ぬるま湯でもみ洗いしてみてください。
─ ところで、アイちゃん先生がキットパスアートインストラクターになったきっかけは?
私はおもちゃコンサルタントでもあるのですが、同じおもちゃコンサルタントで、キットパスアートインストラクターの資格を持っている方がいらっしゃったことでキットパスに興味を持ちました。
もともと絵を描くのが好きで、ある日、息子と一緒にイベントに参加して、銀行の窓ガラスにキットパスでお絵かきしたんです。
例えば黄色は白い画用紙に塗っても見えづらいけれど、窓ガラスに書くとピカピカと映える。それに、背景が移り変わるガラスに絵を描けることにワクワクして、「なんて自由で楽しい画材なんだろう!」って。それがきっかけで、資格を取りました。
キットパスを作っている日本理化学工業さんの2つある工場うちひとつは川崎にあって、実は、社員の約7割が知的障がいのある方。近所だったし、そういった背景も含めて、すごく素敵な会社だなと思っています。
神奈川県住宅供給公社では、tvkが主催する「かながわMIRAI」の「はじめてばこ」に協賛し、関連企画のひとつとして子育てを応援する「手形足形アート体験」イベントを毎月開催しています。
手形足形アート体験では、キットパスを使用して、アイちゃん先生のサポートのもと、赤ちゃんの足形を取っていきます。
ご参加いただいた方からは、
「スタンプよりも簡単に手形がとれるので、家でもやってみる!」
「家だと難しいけれど、イベントだとサポートがあってきれいにとれるので嬉しい」
といったお声をいただいています。
参加無料なので、ぜひご参加くださいね!
ご参加いただいた方には、手形足形がといれるキットパスのミニセットをお土産としてお渡ししていますので、おうちでも体験できます♪
今後のイベントの情報は、Kosha33イベント情報でご確認いただけます。
たった一度しかない赤ちゃんの"いま"を、キットパスでかわいく残してみませんか?
イベントでお待ちしています♪
イベントの様子はこちらから:キットパスを使ったイベントレポート
手形足形アートイベントでは、東京おもちゃ美術館から借りたおもちゃで遊ぶこともできますよ!