中学生が"昭和の団地"を体験!Kosha33で企業訪問学習を開催

公社のこと2025.12.04広報担当

10月31日(金)、神奈川県住宅供給公社1階のKosha33に、市川市立第八中学校の生徒5名が企業訪問学習で来てくれました。

資料だけではなく、クイズを出したr、Kosha33ならではの展示も見ながら学べるプログラムを実施しました。

まずは質問!「公社って、知ってる?」

講義を担当したのは、入社2年目、総務部で働く若手職員。「どうしたら中学生に伝わるか?」と毎回試行錯誤しています。

最初は、「住宅供給公社を知っている人―?」

結果は......残念ながら、手は挙がらず。

そこで、千葉県には「千葉県住宅供給公社」「千葉市住宅供給公社」があること、また公社によって役割が違うことを紹介。

公営住宅や分譲を取り扱う公社もありますが、神奈川県住宅供給公社は、公社の賃貸として、公社が所有する団地やマンションや、ヴィンテージ・ヴィラをはじめとした高齢者向けの住宅を「大家さん」のような立場で管理・運営等を行っています。

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団地ってどんなところ?

続いての質問は、団地について。

「団地ってどんなイメージ?」と尋ねると、

  • 人がいっぱいいる
  • 建物がたくさん
  • 家が広そう

という答えが返ってきました。

「どれも正解です!」

まとまった土地に建つ住宅群のことを「団地」と呼ぶこと、公社の歴史や昔の団地の写真などを紹介しながら、暮らしの変化や公社の役割の広がりについてご紹介しました。

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実物大の「昭和の団地」へタイムスリップ!

休憩をはさみ、次は展示へ。

実物大の昭和の団地の一角を再現した、「段ボール団地」を見学しました。キッチンや浴室の70年前をそのまま再現した空間に入ると、みんな楽しそう!

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公社職員が持っているのは、昭和の家庭に一つはあったと言われる!?鰹節削り器

「え、これ何?どうやって使うの?」と昭和のジューサーミキサーに興味津々だったり、

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「黒電話、触っていいですか?」「どうやって番号押すんだろう...」洗濯板を見て、「おばあちゃんちにあった!」という声があったり。

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昔のアニメや祖父母の家で見たことがあるアイテムが多かったようで、にぎやかな見学時間になりました。

「コミュニティ」ってなんだろう?

次のテーマは「コミュニティ」。

公社のコミュニティ賃貸住宅、フロール元住吉(川崎市中原区)で、マンション内の住人同士や地域の方々と、「自由だけど、ほどよくつながれる」暮らしの取り組みを紹介したあと、生徒のみんなに質問。

「コミュニティは、なぜあったほうがいい?」

出てきた答えは、

  • 困ったとき助け合える
  • 趣味を話せる
  • いろんな人と接することができる
  • つながりが生まれる

「どれも正解です。」

コミュニティとは?の「正解」はひとつではありません。

日々のあいさつから生まれる地域の活気や災害時の助け合い、まちへの愛着など、暮らしを豊かにするための大切な役割など、公社がコミュニティを大切にする理由をお伝えしました。

質疑応答では、中学生から質問

講義の最後は質問タイム。

会社のことから、講師の仕事の考え方まで質問が飛んできました。

Q. なぜこの会社を作ったのか?

公社が設立されたのは1950年9月。

第二次世界大戦後、焼け野原になった都市部などで住宅が不足する中、神奈川県内で、「燃えにくい建物をつくろう」「住まいがない人向けに住宅をつくろう」という目的で、神奈川県と横浜市、川崎市が出資して設立されました。

Q. 仕事で大事にしていることは?

「情報を受け取る人がどう感じるか」を意識して仕事をしています。

なにかのプロジェクトを進めるとき、発信側の視点に寄ってしまうことって多いと思いますが、俯瞰して、「相手がどう感じるか」の視点を大切にしています。

Q. 仕事のやりがいは?

総務部として、公社で働くみんなが働きやすくなる環境づくりを支えています。前に出る仕事はあまりないけれど、「これ良かったよ」と声をかけてもらえると、やりがいにつながります。

公社の訪問後は、横浜を満喫?

企業学習訪問の後は、横浜スタジアムや関帝廟を見学し、中華街でランチをする予定だそう。横浜を楽しめたでしょうか?

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生徒たち自身で表紙を描いた校外学習のしおり

今回の企業学習訪問を通して、働くことや暮らすこと、について、少しでも知識や興味を深めてもらえていたら幸いです。

神奈川県住宅供給公社では、これからも中学生・高校生を対象にした企業訪問学習に取り組んでいきます。

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