だれでもアートな2日間!日本大通りの「かながわMIRAIストリート2025」に参加しました!
公社のこと2025.06.12
5月24日(土)・25日(日)、日本大通り・横浜公園で開催された「tvkかながわMIRAIストリート2025」に、今年も公社は参加しました!
このイベントは「みんなのMIRAIが大集合!」をテーマに、子どもたちが楽しめるブースが並ぶ、にぎやかで楽しい2日間。
今年の公社は「建物の中と外」でお絵かきを楽しめるイベントを行いました。
5/24(土)アール・ド・ヴィーヴルと描く「海の中の世界」
神奈川県住宅供給公社本社ビル1階のKosha33シェアラウンジでは、普段から小田原の社会福祉法人 アール・ド・ヴィーヴルさんのアート作品をリースして、展示しています。
今回の「かながわMIRAIストリート2025」では、その展示がパワーアップ!たくさんの絵画作品を展示していただき、会場はアートギャラリーに。
アクリル絵の具で色鮮やかに描かれた作品、繊細な鉛筆画、小さな絵から大きな絵まで、会場は、個性あふれるたくさんの作品がずらり。
そんなアートに囲まれた場所で、当日は美術家・アートディレクターの中津川浩章さんをファシリテーターに迎え、「みんなで大きな絵を描こう!」という障害がある人もない人も一緒に一枚の大きなキャンバスに自由に描くワークショップを開催。
アール・ド・ヴィーヴルのアーティストたちも小田原からスタッフと共に参加していただきました!
テーマは、「海の世界をみんなで描こう!」
用意されたのは、3m×4mほどの大きな白い画用紙。
「海の中には何がいるかな?クラゲが泳いでるかな?海の怪獣もいるかも。」と中津川さんがみんなの想像力を引き出します。
想像のままに、どんどん描き加えていく自由な世界です。
自由に描けるキャンバスですが、約束ごとがひとつだけ。
「自分の絵の上に、お友達が重ねて描いても怒ったり、泣いたりしないでね」
ワークショップを進行する美術家・アートディレクターの中津川浩章さん
キットパス、ポスカ、マッキーさらには手や足も道具になって、みんな夢中になって海の世界を広げてくれました。
中には足をキャンバスにしちゃう子も!(笑)
ディテールにこだわってじっくり描くひと、キャンバスいっぱいにダイナミックに描くひと、大人も子どもも、思い思いに海の中を表現していきます。
参加された方からは、「絵の上塗りOKなルールがとても良かった」「重なり合った線や色が面白いアートになった」という声が。
アール・ド・ヴィーヴルのメンバーが、「自由に描いていいんだ!」という姿勢を体現してくれたことで、参加者のみんなも自然とのびのびと筆を走らせます。
色や線が重なることで、幻想的な「海の世界」が生まれました。
みんなでアートをつくった後は、アール・ド・ヴィーヴル理事長・萩原美由紀さんのあいさつで締めくくり。
「アール・ド・ヴィーヴルは、障害のある人たちが得意なことを仕事にし、豊かに暮らしていけることを願って、アート活動を中心にさまざまなチャレンジができる場を提供する福祉施設です。今日は皆さんと一緒に楽しみたいと思い、小田原から来ました。」
障害がある人もない人も、一緒に自由に描くワークショップは、参加した人も、見ている人も、自然と笑顔になるひとときでした。
ご参加いただいた60名の皆さま、ありがとうございました!
途中、tvkの情報番組「猫のひたいほどワイド」特番の生中継の時間がありましたが、みんなお絵かきに夢中で、テレビクルーに気づかない人ばかり(笑)
この後ろ姿は・・・tvkの公式キャラクター、カナガワニがワークショップの見学に来ていました。かんでもらうと願いが叶うとか叶わないとか?
会場には、アール・ド・ヴィーヴルのオリジナルグッズや手作りの焼き菓子がならびます。
ビスコッティの紙袋を開けてみると、包装紙なのに外側にも内側にも絵が描かれていて、素敵だな~と思ったら、なんと使われているのはアール・ド・ヴィーヴルのカレンダー!アイデアが詰まっていました
この日描かれた大作は、2025年6月25日(水)までKosha33(1階の螺旋階段窓側、お隣のgooz側の窓)に展示中です!
ライトに照らされた幻想的な海の世界、ぜひご覧ください。
5/25(日)キットパス号でらくがき体験&家族で手形アート!
2日目は、公社前に日本理化学工業さんの「キットパス号」が登場!
1973年創業の日本理化学工業さんは、キットパスをはじめ、ダストレスチョークや黒板消しを製造・販売している企業です。
昭和35年から障がい者雇用を始め、現在では全社員の約7割が知的障がいのある方々。製造ラインのほとんどを彼らが担っており、まさに職人の力が支えるものづくりを続けています。
水で落とせる絵具「キットパス」を使って、車いっぱいに自由にお絵かき!
そしてなんと、この日は日本理化学工業の大山社長がキットパス号のスタッフとして参加してくださいました。
子どもたちはもちろん、大人も思わず夢中に。背の小さな子どもたちは下の方に、大人は上の方にと、たくさんの人がのびのびと、自由に表現してくれました。
同時に、Kosha33のシェアラウンジでは「家族で楽しむ手形アート体験」も開催!キットパスを使って、家族みんなの手形をとるワークショップです。このワークショップの進行は、公社のイベントをいつも楽しく企画・運営してくれているライフデザインラボさん。
キットパスを塗った手に、霧吹きをかけて厚紙にぺったんすると、簡単に手形がとることができます。
「ママ何色が好き?パパは?」「僕の横にぺたんってしてね!重なったらだめだよ!」
手形は今日の家族の記念に。お子さんの成長の記録としても、大切な1枚になったようです。
キットパス号のらくがきでは約400名、手形アート体験では200名を超えるご家族が参加してくれました。
小田原地区木材業協同組合さんも出展していました!
横浜公園の小田原市のブースでは、小田原市内の林業や木材業の方たちが共同出展。
木や木材、木製品との触れ合いを通じ、木への親しみや文化への理解を深め、木材利用の意義を学んでもらう「木育ブース」がありました。
小田原産木材の「木のジャングルジム」や「丸太輪切り体験」「犬型玩具「きいちろう」遊び」などなど地元の木の魅力をたっぷり紹介していました!
実は、公社でも小田原地区木材業協同組合と連携し、一部の賃貸住宅で小田原産の杉を使ったリノベーションに取り組んでいます。
たとえば、二宮団地(中郡二宮町)では、設計やデザインから製材・施工まで連携し、厚さ25mmの杉無垢材(むくざい)を使った床のリノベーションを行いました。地域の資源を活かした住まいとして好評いただいています。
また、アンレーベ横浜星川(横浜市保土ケ谷区)でも、居室の床に杉無垢材を使用。材質が柔らかい杉無垢材を使用するのは賃貸住宅ではめずらしい取り組みですが、あたたかみのある質感は自然な風合いが魅力で、一般的なフローリングとはひと味違い、人気を集めています。
さらに、今回のイベントの会場となった「Kosha33」の床にも、約300㎡にわたって杉無垢材を使用しています。木の活用により森を健全にするとともに、県内産の木を使うことで地域の資源を活かし、地域経済にも寄与する「地産地消」の取り組みとなっています。
関連サイト:県内産木材の活用
両日とも少し心配な天気予報でしたが、皆さんの笑顔パワーのおかげで、悪天候になることもなく無事に開催することができました。
子どもも大人も、アートを通じて自然と笑顔になれる、そんな心あたたまる2日間に。会場のあちこちで、夢中になって絵を描いたり、作品を眺めたり。たくさんの笑顔に出会うことができました。
ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
公社では、キットパスを使った子育て応援イベントを毎月開催しています。参加無料なので、ぜひご応募ください!
詳しくはKosha33イベント情報をご覧ください。