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小学生が笑顔をお届け!有料老人ホームトレクォーレ横浜若葉台でキッズカフェを開催しました

コミュニティづくり2024.11.11

介護付有料老人ホーム「トレクォーレ横浜若葉台」で、横浜若葉台団地に住んでいる小学生による「キッズカフェ」が開催されました。

子どもたちがオーダーを取り、コーヒーを提供しながら、会話を交わす姿に心温まりました。入居者さんたちは笑顔が溢れ、子どもたちにとっても貴重な学びと経験になったこのイベントは、地域との絆を深める素晴らしい機会となりました。

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お盆休み真っただ中の8月15日(木)、介護付有料老人ホーム(介護専用型)トレクォーレ横浜若葉台(横浜市旭区)で、ジュニアボランティアに参加している若葉台小学校の5年生と6年生の子どもたちによる「キッズカフェ」が開催されました。

トレクォーレ横浜若葉台は要介護状態の方に向けた介護専用型の介護付有料老人ホームです。

当公社の入居時自立型の介護付有料老人ホームヴィンテージ・ヴィラシリーズにお住まいの方が、認知症や重度の要介護状態になられたときに移り住んでいただく場となっています。手厚いケアスタッフ体制のもと、生活をサポートし、快適な暮らしを提供しています。

ジュニアボランティアは、民生委員・児童委員と一緒に、地域活動や福祉活動を行うものです。様々な活動を通して「福祉」や「ボランティア」について学び理解を深めるとともに、子どもたちに地域への愛着を持ってもらうことを目的として、横浜市旭区独自の事業として2000年に始まりました。

ボランティア活動を始めるきっかけとなることも多く、子どもたちが地域の一員としての意識を育む貴重な機会となっているようです。

今回、トレクォーレ横浜若葉台で開催されたキッズカフェは午前の部と午後の部の二部制。広報班が取材にお伺いした午前の部は、5年生2名と6年生9名の合計11人のキッズボランティアたちが参加してくれていました。

キッズカフェ開始前、トレクォーレ横浜若葉台のスタッフが「キッズカフェ」で行う内容や流れと入居者さんとの接し方の説明がありました。

「コーヒーのオーダーをとるときは、砂糖、ミルク、そして『とろみ』が必要かどうか聞きましょう。高齢の方は、誤嚥といって、飲み込んだ食べ物や唾液が食道ではなく気管に入ってしまうことがあります。筋力や神経の働きが低下することにより発生しますが、トロトロとした状態にすることで、喉に入るスピードを遅らせて、誤嚥を防ぐことができます。『食べ物・飲み物を飲み込んで胃に運ぶ』ことが難しい高齢者の食事をサポートするために、用意しています。」と、高齢者ならではの配慮を説明。

「コーヒーをテーブルに持っていったら、入居者さんとお話をしてください。普通にお話ができる人もいれば、認知症の方、身体が不自由な方がいらっしゃいます。『聞く』感覚は、最後まで研ぎ澄まされていると言われています。たとえ目が開いていなくても聞こえていることがあるので、そういった方には是非学校での出来事など、ご自身のことを話して下さい。そして、『におい』。これは五感のうち最も記憶に残りやすいと言われています。飲めない方には、ぜひ香りを楽しんでもらいましょう。難しい時はスタッフがフォローに入りますので、安心して入居者さんとの会話をしてみてくださいね。」

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10時になると、トレクォーレ横浜若葉台1階のホールが喫茶コーナーに変身。子どもたちの元気な「いらっしゃいませ!」の声で、入居者さんをお出迎えしました。

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喫茶コーナーのセッティング前後。用意した10席はすぐに満席に!

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初対面の方との会話は大人でも難しいものですが、子どもたちは入居者さんを楽しませようと一生懸命。耳が遠い方には紙に書いて伝えたり、「私は絵を描くのが好きですが、あなたの趣味は何ですか?」と自分の話を交えてコミュニケーションを図る姿が見られました。

伝わりづらい時には、ホームのスタッフがすかさずフォローに入ることもありましたが、入居者さんのとてもうれしそうな顔!楽しんでいただけたようで、「ありがとう」「みんなとお話しできて楽しかった」と笑顔でお部屋に帰っていきました。

最後には、「離れるのが寂しい」と涙を流す方もいらして、こちらまでもらい泣きしてしまいそうに。

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小学生の皆さんは、「楽しかった」「話が途切れて難しかった」などなど、いろんな経験ができたようです。

今回はコーヒーのみの提供でしたが、子どもたちからは「紅茶があればよかったかも」「もっと味の薄いコーヒーが欲しい」など、次回のアイデアも出してくれていました。

ジュニアボランティアの皆さん、お疲れ様でした!

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午前の部と午後の部の休憩の合間に、横浜市民生委員・児童委員の中野会長にお話しを伺いました。

「ジュニアボランティア制度は今年で25周年。ジュニアボランティアへの参加は希望制なので、気持ちのある子が集まってきてくれます。今日も夏休み真っただ中ですが、勉強に、遊びに、と忙しい中でも合間を縫ってボランティア活動に参加してくれました。ボランティア経験をすることは、子どもたちにとっても貴重な学びの場。中には成長して、OBとして参加してくれる子も」とお話しする中野会長。

中野会長ご自身、40年以上横浜若葉台団地にお住まいで、ここで育ったお子さんも一度巣立ったのち戻ってこられたそう。現在は親子3世代で同団地に住まわれています。

「横浜若葉台団地は、元気な人が多いとはいえ高齢化率が進んでいます。ここではいろんなイベントや活動が活発に行われていますが、今後必ず若い担い手が必要になってくる。ボランティア経験を通して、地域活性に力を貸してくれる子たちが増えてくれれば。例えば、お年寄りに席を譲るって、気持ちがあってもなかなかできることじゃない。ジュニアボランティアが、自然と手を差し伸べられるようになるきっかけになればと思っています。」とジュニアボランティアの意義について語ってくれました。

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ジュニアボランティアは、今回のキッズカフェ以外にも地域清掃や手話講座、車いす講座、募金活動など、さまざまなボランティアをしているそう。

今回のキッズカフェが、子どもたちにとって貴重な学びの場となり、トレクォーレの入居者さんにとっても楽しいひとときとなったことを嬉しく思います。

関連WEBサイト

トレクォーレ横浜若葉台
所在地/横浜市旭区若葉台4-36-1
電話番号/045-922-0611

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要介護状態の方に向けた介護付有料老人ホームトレクォーレ横浜若葉台。当公社の介護付有料老人ホーム(入居時自立)ヴィンテージ・ヴィラシリーズからの移住先となっています。

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