公社オフィスの防災備蓄食料をフードバンクに寄贈しました

公社のこと2026.10.23S★D

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神奈川県住宅供給公社では、災害時に帰宅困難になった場合などを想定して、公社で働く役職員等の3日分の水や食料を備蓄しています。長期保存可能なものばかりですが、入れ替える時期が来たら新しいものを購入しています。

入れ替え対象の食料は都度フードバンクへ寄贈し、こども食堂や生活困窮者支援に活用してもらっています。

これまでは宅配サービスを利用して送っていましたが、今回初めて訪問し、食料品をお渡ししてきました。

持ち込み先は横浜市金沢区にある公益社団法人フードバンクかながわです。持ち込むことができるのは賞味期限まで2箇月以上あるものと定められています。

以前は賞味期限が近付いた食料は食品ロスにならないよう、従業員に配っていました。賞味期限まで1箇月ほどになると新たな保存食を購入していましたが、現在はギリギリにならないよう、少し早めに備蓄食料を入れ替えるようにしています。

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今回持ち込んだのはパンの缶詰

"はじめまして"だったこともあり、事務局次長の中沢さんにフードバンクかながわを案内していただきました。

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「設立されたのは2018年ですが、皆様の理解もあって寄贈量は年々増えています」と中沢さん

寄贈は重量ベースで食品メーカー、卸業社、生協などからの寄贈が約5割、今回のような防災備蓄品が約3割、残る2割が個人からの寄贈です(スーパーや生協など県内に350カ所以上も個人が食品を持ち込める回収拠点があります)。個人からの寄贈活動は「フードドライブ」と呼ばれ、多くの場合はバラバラの食料や飲料です。各回収拠点から箱詰めされたものがフードバンクに届くので、1つ1つの食品の賞味期限の点検や仕分け作業が必要です。

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仕分けたフードドライブ品を置く棚には賞味期限と種別ごとに分けられた食品や調味料がびっしり

こども食堂や福祉施設などから、希望の食材と必要度合い、量が書かれたアンケートに基づいて、その時々の在庫状況に応じて食品を用意します。

お米は農家の方から玄米の寄贈などもあるので、精米機と計量機、また真空包装機も活躍していました。一般的には見る機会がない「フードバンク専用の政府備蓄米」もありました。

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30kg入りの玄米。左は農家の方から直接寄贈されたもの、左は生協ユーコープの組合員の方からの寄贈品

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政府備蓄米など、お米はまとまった量が届くため、精米機や計量器など専用の機械も揃っている

常温品のほか、冷凍食品も提供品しています。段ボールで何箱もあるので、建物の中には入らないサイズの、大きな冷凍庫が屋外にありました。

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大きな冷凍庫には生協や大手水産食品会社から届いた冷凍食品が何箱も積まれ―20℃で保管されています

フードバンクかながわさんはもともと県内の複数の協同組合、労働団体、市民団体など非営利の12団体が集まり、困窮者を支援する団体を食品の提供で支えるために設立されました。折り畳みカゴ車に詰め込まれたたくさんの食品は、カゴ車ごと生協の配送トラックの余剰スペースに載せられて、県内9カ所の生協の配送センターへ運搬されます。そして近隣の支援団体が配送センターに食品を引き取りに行く仕組みが運用されています。

これにより、フードバンクかながわさんの提供する食品は、横浜だけでなく、小田原や相模原、川崎北部など神奈川県全域の支援団体で活用でき、多くの困窮者支援活動に役立てられています。

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箱には「麻生センター」「相模原センター」といった拠点と提供希望施設の名前が

今回公社が寄贈したのは缶詰パン24缶入り8箱とほんの少しですが、もったいないをありがとうに変えるお手伝いを続けていきたいと思います。

フードバンクかながわさんは見学を受け入れているそうで、生徒や学生、企業の研修など、多くの方が訪れるそうです。この日も高校生を案内する姿が見られました。

公社は食品を扱う事業を行っているわけではありませんが、公社のコミュニティ活性化や多世代交流も、フードバンクも、「支え合う地域づくり」を目指している点で共通していて、違う世界にも同じ方向を目指している仲間はいるのだと改めて実感する機会となりました。

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