Life Field
~皆様からの声~

Voice 03

子どもや孫たち、みんなの"ふるさと"になる街づくり。

2020.10.15掲載 山岸 弘樹(横浜若葉台)

Q1:横浜若葉台(横浜市旭区)にはいつからお住まいですか。

1983年に入居し37年になります。当時は分譲マンションの競争率が高く、公社、公団などの申し込みを繰り返しやっと当選しました。90ヘクタールという広大な敷地に73棟の中高層住宅が建ち並び、1丁目、2丁目と順に建てながら住民が移り住み、4丁目ができて落ち着くまで実に16年かかりました。
2001年から、皆さんの協力をいただきながら連合自治会長を務めています。数年前からは旭区連合自治会町内会連絡協議会(区連会)の会長も務め、安全・快適なまちづくりをするために奔走しています

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若葉台の歴史を語る山岸会長

Q2:神奈川県住宅供給公社の住心地はいかがですか。

電線や電話線は地中埋設されている無電柱、歩道と車道は立体交差で完全に分離される歩車道分離など、計画的に設計されたことによる快適さが根底にあります。散歩やジョギングをする緑道や野球場が2面、テニスコートは5面あり、いつでも体を動かす環境にも恵まれています。
賃貸住宅は、公社により外壁補修や耐震改修などの改善が図られています。また分譲住宅は、住民が組織する各住宅管理組合が「100年マンション」を目指し外壁やエレベーターをメンテナンスしていて、新しいマンションと見間違えるほどです。2017年にまとめた「横浜若葉台みらいづくりプラン」の実現に向け、行政と連携し取り組む最先端の街でもあります。

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ジョギングやお散歩で住民が楽しむ緑道にて
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住民が主体となり公社、若葉台まちづくりセンター、
横浜市と共にオール若葉台で作成した「みらいづくりプラン」

Q3:連合自治会長として大切にしていることはどのようなことですか。

41年前、団地の入居が始まった頃は公共交通機関や学区に恵まれず「陸の孤島」と呼ばれていました。住民の継続的な要請活動(エリアマネジメント)により、現在は団地から8つの鉄道駅を繋ぐバスが走り、団地内を無料のコミュティバス「わかば号」が巡回する場所になりました。住民たちが自分たちでここを住みやすくするために、協力しながら歩んできた歴史があります。
最初に入居した第一世代の故郷は若葉台以外にあります。しかし、私を含め約85%以上がここを「終の棲家」と認めるように、若葉台が住民たちの"ふるさと"になっています。夏祭りや運動会、文化祭など、一年を通じて様々なイベントが開催されているのは、自分たちの"ふるさと"と感じているからであり、そして子供たちや孫たち、第二世代以降にとっても良い"ふるさと"を創ろうと住民が心から願っているからです。
若葉台団地は年に何回か団地を挙げて行うイベントがありますが、特に夏の花火大会は周辺地域からも多くの見物者が訪れる一大イベントになっています。2,500発の花火が打ち上がり夜空を明るく染める光景は、全ての住民が待ちわび、若葉台に住む幸せを感じる一時となっています。

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住民はもちろん、多方面からもこの花火を楽しみ
にしている。

Q4:これから横浜若葉台はどのような街になっていくのでしょう。

65歳以上の高齢化率は全国平均28.6、若葉台は高齢化率が51.1%(20203月末現在)と、高齢者が多い割に要介護率は13.2%と全国平均の18.5%より低く「元気なお年寄りが多いまち」として、神奈川県の黒岩知事をはじめ、横浜市や厚労省など全国から見学者が訪れる街になっています。
進学や就職のため団地を巣立った子どもたちが、やはり若葉台が良いと戻ってこられるよう、子育て支援やママたちの交流の場づくりを充実させています。さらに分譲住宅の棟によってはエレベーターが各階に停まらないので、全フロアにエレベーターが停まる賃貸住宅を高齢者が住みやすいように改修して、そちらに住み替えるという流れができてきています。
明日は我が身、私だって今は元気ですがいつ杖をつくようになってもおかしくないです。しかし若葉台なら何歳になっても充実した人生が送れる最高の場所と思います。誰もが気持ちよく暮らせるようこれからも力を尽くしたいですね。


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