Life Field
~皆様からの声~

Voice 04

若葉台は一つの共同体、その良さを団地内外の人に伝えたい。

2020.10.15掲載 根本 幸江(横浜若葉台)

Q1:神奈川県住宅供給公社の住宅を選んだ理由を教えてください。

横浜市旭区の社宅に住んでいた時、近くに高層のマンモス団地が出来る事を新聞広告で知り見学しました。まだ造成中でしたが森の中に高層の建物が連なり、部屋は広いキッチンにガスオーブン、コンパクトな浴室と、とても近未来的に感じました。広大な土地で自然も豊か、公社なので信頼性が高いと思い見学した日に分譲の抽選申し込みをしました。
運良く2回目に当選し、長男が4歳、次男1歳、長女はゼロ歳の時に3LDKの分譲住宅に入居したのが1984年3月末。子どもたちの成長と共に手狭になり若葉台団地内の4LDKに買い替えました。団地内の住み替えが多いのも若葉台の特徴です。

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「わかば通信」を片手に、終始笑顔でお話しをする根本さん

Q2:横浜若葉台の住心地はいかがですか。

居住して36年になりますが、伸び伸びと生活でき本当に幸せです。沢山の方に若葉台を知っていただきたく、一家の生活や子育て、これからのまちづくりへの期待を拙著「若葉台団地 夢の住まい、その続き」(幻冬舎)として2019年出版しました。
ここはエリアの中心に商店街や広場があり、人が自然と集まる設計になっています。病院や銀行も近いので住めば住むほど便利さを実感します。都内に住む長女が生まれて8ヶ月の孫を連れて来た時は娘も遊んだ近くの公園を、親子3代で散歩しました。都内に比べて緑が多いためか、孫は木の枝葉を下から興味深げに見上げていました。
若葉台を離れた知人がやはり住みやすいと戻ってきました。高齢になっても安心して散歩ができる緑道があり住民同士のつながりがあるのは、部屋に籠もらず孤独を感じずに暮らせる魅力的な場所なのだと思います。

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ベランダの観葉植物は次男さんが担当。

Q3:隔月で発行している「わかば通信」にはどのような思いを込めているのですか。

以前からタウン紙に関わってきましたが、東日本大震災を経験し「人間死ぬ時は死ぬ、それならやりたいことはやろう」と、勢いのような感じで発行を始めました。困った時に誰でも利用できる掲示板があれば便利と思いましたし、若葉台の良さを他の地域の方にも宣伝したかったのです。若葉台だけではなく周辺地域とも繋がりたかったので、団地が約6,700世帯のところを欲張って27,000部発行しています。お母さん達や定年退職した男性たちなど、多くの方に配布を手伝っていただき感謝しています。
開発当初に引っ越されてきた住民のほとんどの方は、公社がつくる大規模団地が出来たと軽い気持ちで引っ越してきたのではないでしょうか。しかし、住んでみたら、こんなにも魅力的で、こんなにも住みやすい若葉台が大好きという気持ちがどんどん膨らんできます。それを私が「わかば通信」で代弁させていただいています。

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左から、昨年発行した「若葉台団地 夢の住まい、その続
き」、中央が隔月で発行している「わかば通信」、右が
昔から携わっている「タウンニュースわかば」

Q4:これからどのような暮らしに変化していくのでしょうか。

入居時と比べると高齢化が進み、空き店舗も出てきています。しかし、どこかしらに集いの場があるのが若葉台の良いところです。私の実家はひたちなか市ですが、今はここが終の棲家と思っています。そんな思いは私だけではなく、若葉台のそばに団地式の共同墓地を作ってもらいたいという話が出るほど、ここで住民のみなさんと最後まで繋がっていけたらと思っています。
長女はよく「若葉台の人は穏やかね」と言います。それは似たような価値観やライフスタイルの住民が集まっているので、いがみ合ったり威張ったりすることなく平穏に暮らせているのではないかと感じます。若葉台の生活を選んだ者同士、これからも仲良くやって行きましょうという暗黙の了解があるのでしょうね。「わかば通信」や書籍を出版するほど愛着がわく若葉台という場所は、私にとって夢の住まいであり、その暮らしはまだ続いているのです。_MG_1217_s.jpg

若葉台の思い出写真をご提供いただきました。

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お正月に兄弟三人で。
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若葉台西中運動会(ゼッケン4が次男の息子さん)
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わかば納涼まつり

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