
History 神奈川県住宅供給公社の70年のあゆみ
復興から開発
戦後、焼け野原になった神奈川県内において、住宅供給を目的とし、神奈川県により設立。当時の住宅スタンダードは木造の中、水洗トイレ付きのRC(鉄筋コンクリート)造を建設など、戦後日本の住宅スタンダードを構築しました。
1950年 昭和25年 9月 |
(財)神奈川県住宅公社の設立 神奈川県の出資で、設立(昭和26年1月川崎市出資昭和27年3月横浜市出資) |
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1951年 昭和26年 8月 |
一般賃貸住宅第1号「大和町(横浜市中区)」48戸竣工 |
1954年 昭和29年8月 |
日本初の「下駄バキ住宅」「弁天通原ビル(横浜市中区)」の完成 |
1956年 昭和31年 5月 |
分譲住宅第1号「木月住宅・上丸子住宅(川崎市中原区)」竣工 |
1960年 昭和35年 12月 |
「汐見台団地(横浜市磯子区)」(約72ha)着工 |
1961年 昭和36年 3月 |
(社)神奈川県住宅保全協会の設立 |
1961年 昭和37年 10月 |
市街地改造資金使用第1号「追浜共同ビル(横須賀市)」着工 |
1963年 昭和38年 2月 |
(財)神奈川県団地住宅福祉協会の設立 |
1964年 昭和39年 7月 |
「相武台団地(相模原市南区)」(約33ha)着工 |
大和町
相武台団地
汐見台団地
大量供給から管理へ
神奈川県では造船・家電・自動車産業の振興が進み、県外から大量の人が流入してきました。
県外から流入した多くの産業従事者のために住宅が必要とされ、「団地」を建設。「夢の団地」は多くの人々の憧れの住宅となりました。
1965年 昭和40年 6月 |
地方住宅供給公社法の公布 |
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1966年 昭和41年 6月 |
神奈川県を設立者として特別法人「神奈川県住宅供給公社」に組織を変更 |
11月 | 勤労者分譲(積立)住宅第1号「相武台団地(相模原市南区)」着工 |
12月 | 高層住宅第1号「たまプラーザ駅前分譲住宅(横浜市青葉区)」着工 |
1968年 昭和43年 8月 |
「竹山団地(横浜市緑区)」(約45ha)着工 |
1972年 昭和47年 |
短期分譲方式採用 |
1973年 昭和48年 1月 |
現社屋ビル竣工 |
5月 | 「若葉台団地(横浜市旭区)」(約90ha)着工 |
1977年 昭和52年 3月 |
初の市街地再開発事業「小田原セントラルハイツ(小田原市)」 |
1978年 昭和53年 9月 |
(財)若葉台管理センターの設立 若葉台団地第1期竣工 入居開始 |
竹山団地
社屋ビル
若葉台団地
世界トップレベルの長寿高齢化社会が到来。
来るべき高齢化社会を予測し、国内でもいち早くケア付高齢者住宅に着手しました。
1985年 昭和60年 3月 |
公社施行として全国初の厚木市中町再開発事業「厚木セントラルハイツ(厚木市)」竣工 |
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1989年 平成元年 1月 |
(財)シニアライフ振興財団の設立 |
1月 | 建替事業第1号「フロール新杉田(横浜市磯子区)」竣工 |
1990年 平成 2年 6月 |
公的住宅供給機関によるケア付高齢者住宅第1号「ヴィンテージ・ヴィラ横浜(横浜市旭区)」竣工 |
1991年 平成 3年 7月 |
優良再開発事業第1号「宮川町二丁目地区優良再開発建築物整備促進事業・ルリエ横浜宮川町(横浜市中区)」着工 |
1993年 平成 5年 12月 |
特定優良賃貸住宅第1号「グリーンパレス本郷台[借上公共賃貸住宅](横浜市栄区)」竣工 |
1996年 平成 8年 6月 |
公的住宅供給機関として初の定期借地権付住宅を供給「プレナタウン相模原(相模原市南区)」竣工 |
1998年 平成10年 3月 |
定期借地権付マンション「プレナステージ横浜・新本牧(横浜市中区)」竣工 |
11月 | 免震分譲住宅第1号「ガーデンハイツ藤が丘(横浜市青葉区)」竣工 |
1999年 平成11年 3月 |
介護付有料老人ホーム(介護型)第1号「トレクォーレ横浜若葉台(横浜市旭区)」竣工 |
2000年 平成12年 6月 |
超高層住宅第1号「ウェルシティ横須賀 天空の街(横須賀市)」竣工 |
2001年 平成13年 2月 |
免震一般賃貸住宅第1号「フロール横浜入江町第1(横浜市神奈川区)」竣工 |
3月 | 高齢者向け優良賃貸住宅第1号「ヴィアンフォーレ鶴舞(相模原市南区)」竣工 |
ヴィンテージ・ヴィラ横浜
ウェルシティ横須賀
団地再生
建物の経年劣化と団地入居者の高齢化、ハードとソフト両面に対応した建替と団地再生を開始しました。
2006年 平成18年 1月 |
神奈川県「公社民営化の基本方針」を公表 |
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2013年 平成25年 |
住宅団地型既存住宅流通促進モデル事業採択を受け若葉台、相武台で団地再生に向けた取組みを開始 |
10月 | 神奈川県「公社民営化の基本方針」を廃止、公社の形態を維持しながら県からの財政的自立を進めていくことを発表 サービス付き高齢者向け住宅「コンチェラート相武台(相模原市南区)」竣工 |
コンチェラート相武台
持続可能な社会
社会環境の変化に応じて、当公社はその役割を果たしていく、持続可能な社会の再構築を目指し、保有する団地を利活用しています。
2015年 平成27年 4月 |
「SGET中井メガソーラー発電所」発電開始 |
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6月 | 昭和26年8月竣工の一般賃貸住宅第1号「大和町」の建替事業「フロール横浜山手」竣工 |
2016年 平成28年 3月 |
建替事業「フロール川崎戸手(川崎市幸区)」(旧「戸手団地」)竣工 |
4月 | 神奈川県立保健福祉大学との「健康寿命の延伸」を目指す取組みの連携協定の締結 |
4月 | 二宮団地再編事業「湘南二宮 さとやま@コモン」の着手 |
2017年 平成29年 3月 |
建替事業「フロール新川崎(川崎市幸区)」(旧「北加瀬第3・4団地」)竣工 |
2018年 平成30年 2月 |
東京工芸大学との団地活性化に関する連携協定の締結 |
4月 | 神奈川県住宅供給公社社屋に「Kosha33(横浜市中区)」をオープン |
2019年 平成31年 3月 |
昭和29年11月竣工の「桜ヶ丘共同住宅(横浜市保土ヶ谷区)」を1棟丸ごとリノベーション「アンレーベ横浜星川」に改修 |
2019年 令和元年 9月 |
多目的・多世代交流拠点「ユソーレ相武台(相模原市南区)」竣工 |
12月 | 公社初の有人管理「フロール元住吉(川崎市中原区)」(旧北加瀬第1、第2団地)竣工 |
12月 | 相模女子大学・相模女子大学短期学部との団地活性化の連携・協力に関する協定の締結 |
2020年 令和 2年 1月 |
東海大学との神奈川県西部を中心とした地域創生に関する協定の締結 |
2020年 令和 3年 2月 |
「フロール梶が谷(川崎市高津区)」(不動が丘8・9号棟跡地)竣工 |
中井メガソーラー発電所
フロール新川崎
アンレーベ横浜星川
フロール梶が谷
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建替え予定団地
事業 | 団地名 | 所在 | 敷地面積 | 竣工年度 |
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建替 | 横浜井土ヶ谷共同ビル | 横浜市南区井土ヶ谷中町 | 約3,902m2 | 令和4年度 |
建替 | 栗田谷団地 | 横浜市神奈川区六角橋 | 約3,850m2 | 令和4年度 |
建替 | 弁天通3丁目 第2共同ビル |
横浜市中区弁天通 | 約1,080m2 | 令和5年度 |
これまでの供給実績
(令和元年度末)
神奈川県内で約8万戸の住まいを提供してきています
一般賃貸住宅 17,546戸
ケア付き高齢者住宅 820戸
サービス付き高齢者向け住宅 62戸
賃貸店舗・事務所 24箇所
分譲住宅 38,161戸
分譲宅地 1,117戸
その他(産業労働者住宅(社宅)、土地担保賃貸住宅等) 約2万戸
